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2006年5月5日発行 第8号

ジリツ! レイ!

NPO法人レイ


NPO(特定非営利活動)法人レイ
自立生活センター レイ
(自立生活プログラム ピアカウンセリング 自立生活体験室)
重度身体障害者ITサポートセンター
東京都指定養成研修事業所
東京都指定障害福祉サービス事業(居宅・外出)
デジタルデザインプリントshopレイ
〒173-0024 東京都板橋区大山金井町27-8
TEL03-3554-6122 FAX03-3554-6125
http://homepage3.nifty.com/npo-lei
E-mail:npo-lei@nifty.com


桃も桜も気がつけば新緑に。きれいな薄紅色に心をとめることの出来ない、
余裕のない自分に情けなさを感じる今日この頃です。せめて美しいものは美
しいと感じられるほどの心のゆとりがほしいと思いますが・・・・。
自立支援法がギクシャクしながらも見切り発車してしまいました。今まで
は、ある意味「こうなったら私たちはこう困るであろう」という想像でしか
ものが言えませんでした。しかしこれからは自立支援法下に生きている人間
として、実際の生活で感じる法の不備さ、生活水準の低下などを思いっきり
ぶつけられるのだと思います。始まってしまったから従うしかない、妥協し
て生きるしかないということはありません。国が二転三転させるなら、私た
ちはみんなの声で五転六転七転。私たちの身体にあった法律に変えて生きま
しょう。
 一方、レイもご多聞にもれず年度の変わり目で、職員の入れ代わりがあり、
さびしくもあり新鮮でもあり、まさに4月を味わいながら、気持ちの引き締
まる思いで日々営んでおります。
 また、今年度は独立行政法人福祉医療機構から助成金が頂けるようになり、
自立生活プログラム、ITサポート事業等、自立啓発活動により一層力を注
いでいく予定です。若手スタッフも力を徐々に発揮し始めて、とても楽しみ
な一年になりそうです。
                                原田


自立生活セミナーに参加して
                              佐藤夏希
 今年3月より、レイでは自立生活プログラムの一環として自立生活セミナ
ーを月2回行っています。これまでにまだ数回しか開かれていませんが、こ
こでは重度の障害者が集まり、それぞれの生活経験や抱えている問題を話し
合い、自立とは何か、自分と周りとの関係とはどういうものかを考えていく
時間であり場所であると私は感じています。現在は、受講者含め7名で活動
しています。
 私は今回スタッフとして参加していますが、毎回のように自分の勉強不
足・経験不足を痛感させられます。未だ実家で暮らしている私にとっても、
「自立」ということは手探りの状態なのです。このセミナーでは、単に自ら
のことを見つめ直すだけでなく、さまざまなスタイルで日常生活を営んでい
る方たちの話を掘り下げて聞くことができるというところも大きな魅力だと
思います。他人の経験や考えを聞き、意見を交わし、改めて自分自身の今と
いうものが見えてくるのではないでしょうか。今後は意見交換の場だけでは
なく、計画立てを行い実際にヘルパーと一緒に出かけるといった実践も予定
しています。
 このセミナーが、参加者それぞれにとって自分の課題に気づき、より豊か
な毎日の生活に向けて動くことのできる機会になればと考えています。私も
近い将来目論んでいる一人暮らしのイメージを具体化しながら、皆さんと共
に楽しく学んでいきたいと思っています。


自立支援施設を利用してみて
                            樋本 拓
 私は2月21日から23日までの三日間、知人の紹介でこちらの施設を利用
させていただくことになりました。私自身現在大学生として生活をしていま
すが、数年後には就職し自立した生活を送るためにまずこういった施設を通
じて自分に出来ることと出来ないことを見極める必要性を感じた。というの
が体験を行うに至った主な理由です。
 その結果として私はそれまでいかに自立というものを楽観視していたとい
う事実に気付き、それによって改めて自立とはどのようにして行われるべき
ものなのかということについて考えさせられました。
 それまでの私は一人でも大抵のことはやっていけるだろうと考えていまし
たが、いざ生活をはじめてみると、掃除一つとってみても重いものを動かす
ためには他人の手を借りる必要があり、その時点で私は誰かの手助けが必要
なしでは生活できないことがわかります。簡単な掃除でもそうなのですから、
さらに日常の家事までとなるとその作業量は半端なものではありません。
 もしもこの体験をせずにそのまま一人暮らしを開始していたのなら私はき
っとそういったことを理解することが出来ず、ただ慌ててしまうだけだった
でしょう。
 もちろん出来ないことがわかったからといって全てをお任せしてしまうわ
けではありません。先に述べた通り、今回の体験は「何が出来て何が出来な
いのかを把握すること」です。出来ないことを見極めて、いかに適切な量の
お手伝いをお願いできるか、それが大事なのだと思います。そして、今回の
体験ではそれを少しでも知ることが出来、また職員の皆様のお話を聞くこと
で今後の参考にすることも出来ました。
 今回の体験は、いずれ来る自立のために必要な知識を得るという意味で、
とても勉強になり、自分の糧にすることが出来ました。皆さんも一度自立と
はどのようなものか、よく考えてみるのもいいかもしれません。


「ハンドル式電動車いす、直角形エレベーター利用拒否問題、
                        解決の方向へ。」
「ハンドル式電動車いす、直角形エレベーター利用拒否問題」について話し
合う場が、誰もが利用できる交通機関を求める全国行動東京実行委員会(委
員長 伊藤雅文氏)によって、3月6日(月)午後2時から5時まで、JR東日
本・本社会議室で、参加者39名(車いす使用障害者21名・関係者18名)、
JR東日本広報部担当者3名と行われた。そこで下記のことが確認された。
。複凖貽本はこの4月1日から直角形エレベーター(11人乗り)約120基
 (駅数は、未公表・基数の1/3〜1/4)の利用を認めている。
■横娃娃鞠10月16日(同会でデモをした)のJR東日本が、渋谷駅と新宿
 駅の乗車拒否的な接遇【ハンドル式電動車いすの人がエレベーター(渋谷駅
 は箱型の物だからハンドル式電動車いすでも乗ることできる。しかし新宿は
 直角に乗ると、駅員が「エレベーターが動きませんので、降りて下さい」とか
 、「少し前に地震があったのでその影響で動きません」とか言われ、約2時
 間位、エレベーターに乗せて欲しいという交渉が続き、その間、エレベータ
 ーのドアがずっと開いていた。そのうちエレベーターから警告音、多分長時
 間ドア が開いていた為に鳴り続けていた。整備士が調べ、何処にも異常が
 なく試しに、ハンドル式電動車いすを乗せたままでやってみたら動いたので
 ようやく降りられた。】について、一堂に謝罪があった。
JR東日本が、ハンドル式電動車いすを使用する障害者に対して、まだ、行
 っている下記2点についても、早期に検討・回答する。
 1.新幹線や特急などのデッキ付車両の乗車拒否。
  今回、ハンドル式電動車いすの問題は一歩前進した。しかし上記のような
 事が残っているので引き続き、一緒にJRへ言っていきたい。
                              すなみ


障害者自立支援法と我々の運動2006.05
2004年の「重度障害者の地域自立へ向けたフォーラム」2005年「い
たばし重度障害者と自立支援法を考えるフォーラム」の開催等、板橋区の長
時間介護を受ける重度障害者の運動は、陳情3本、集会3回、デモ行進1回、
ビラ配り情宣2回など多くの仲間や賛同者を集め、活動してきました。
とりわけ自立支援法の施行が決定してからは、板橋区議会議員への働きか
けと、区当局との交渉に力を注いできました。それは、24時間介護を受け
ることにより自立生活を成立させている者たちにとって、1時間の介護時間
の削減も許すことのできない死活問題であるからです。

陳情3本について
1.障害者自立支援法に反対し介護保険への統合の動きに区としても反対の
 意志を国に向けて表明してください
2.区の24時間をはじめ長時間介護を保障している現在の水準を下げない
 でください
3.自立支援法の施行にあたり、長時間介護の水準を下げないこと、審査会委
 員に介護を受けている重度障害者を任命すること、入院時の必要な介護を
 認めること
陳情活動は、すなわち区議会各会派の議員に賛成の採決をお願いするもので
した。長時間介護が必要な生活の現状と、自立支援法施行にあたり危惧され
る点を説明することで、福祉厚生委員会の大多数の議員の理解を得られ採決
されました。これにより区当局は支援法の施行に際し、長時間介護を受けて
いるわれわれの生活実態を無視したような実施はできないとの、ある程度の
強制力を持たせることが出来たのではないかと考えます。

デモ行進について
板橋区でももっとも繁華な中心部の商店街から区役所にかけてを、パトカー
に先導された車椅子のデモ行進。こんなのって、初めてのことだったかも知
れません。街の人たちの反応もおおむね好意的だったと思います。

区内のさまざまな障害関係団体の人たちで集う地域保健福祉「協働」協議会
という会が発足し、当自立生活センターレイの原田華代が、協議会の初代の
代表に選出されました。障害者児の親、関係者や各障害当事者が調査研究や
討議を経て、区の地域保健福祉計画への提言をして行こうというものです。
10月の支援法本施行に照準を合わせ大規模なフォーラムを計画中です。

自立生活センターレイが事務局となっている「いたばし長時間介護を要す
る重度障害者の会」を中心にこれからいっそうの運動の展開をしていきたい
と考えます。区民の皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます
                               種村


ITサポートセンターに参加してみて・・・
                             大蔵 勲
  一般論として、重度の障害者が有料のパソコン教室に介助者つきで参加する
としても受け入れてもらえるかどうかわからないし、たとえ受け入れられたと
してもカリキュラム的に周りの人達についていけないと思うからそういう意味
ではこのITサポートセンターには意義があると思います。ですが、一ヶ月に
一回、2,3時間では少し物足りなさを感じます。やはり、週に一回はやりた
いと思いました。まあ諸事情あるとは思いますが・・・・。講師の本間さんに
はわりとわかりやすく教えてもらえたのですが、教わったことをすぐに忘れて
しまいました。若い頃はそんなことなかったのに齢を感じてしまいましたハハ
ハハ・・・(笑)本間さんどうもありがとうございました。


介護コーディネーター・ニューフェイス!
                      阿部 優子 (YUKO ABE)
 4月から6ヶ月という短い間ですが、非常勤として働くことになりました。
レイでアルバイトを始めて1年半ぐらい経ちましたがわからないことだらけで
す・・・。
 3年間、福祉の専門学校に通っていましたが、頭では理解していても実際に
介護するとなると上手くいかないということをアルバイトをしていて感じてい
ました。
 今年の11月から高齢者の入所施設で働くことが決まっています。レイでこ
の短い期間の中で介護技術を中心により多くのことを学んで成長し、今後に活
かしていきたいと思っています。よろしくお願いします。


           五十嵐 恵美子 (EMIKO IGARASHI) 
 3月より職員として採用していただくことになりました。昨年の12月にヘ
ルパー2級を取得したばかりなので、介護の仕事は初めてになります。
「若いパワーで安心ヘルプ」のキャッチフレーズがレイの封筒にもあります
が私が仲間入りしたことで平均年齢を引き上げてしまいました。キャッチフレ
ーズを目にするたび「あ〜!ごめんなさい」と思わず心の中でつぶやいてしま
います。 
若い皆さんに交わって初めての職種への挑戦ということもあり、不安いっぱい
の毎日でしたが年齢を越えて親切にご指導、そして対応していただき、心から
感謝しています。
私が介護の仕事をしてみたいと思うきっかけは10年前に亡くなった父の闘
病時から始まりました。昼夜問わない介護というものを実感しました。その後
関心は持ち続けていたものの余裕はなく何年も経っていました。そんな中、昨
年の夏に今まで私を支えてきてくれた友人の1人が突然倒れてしまい、3ヶ月
間意識の無い状態が続きました。必死に生きようとしている友人に無言のまま
背中を押され現在に至ります。友人も幸い困難を乗り越え、元の身体に戻りつ
つあります。
 まだ覚えきれない事もたくさんあり、皆さんに御迷惑をおかけすることもあ
ると思いますが精一杯がんばりたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたし
ます。


                 藤田修子(FUJITANAOKO)
はじめまして。4月から正社員になった藤田修子ですp(^^)q私がレイに就職
したきっかけは、高校で実習している時、障がい者の方の実習もあったものの
老人の方との触れ合いが多かった為か"職は老人の方のデイサービス"で働き
たいと思っていました。4ヶ所程候補があったものの人が足りていたり、いつ
空きがでるかわからないといった所ばかりである会社では「若い人は必要ない
です」と断られた所もありました。でもやっぱり自分の中ではデイ希望が強く
デイ1本と考えていました。自分が働く所であるから"ここでいいや"という安
易な考えで決めたくなかったのです。しばらく就職活動を休み、介護福祉士の
勉強をする事にしました。受験もおわり就活しようカナ?と思っていたら、学
校の福祉コースで1番ボス的存在の隊長先生が"藤田!!まだ仕事決まってないよ
ね。障がい福祉興味ある?"と聞かれて、少し興味があったので見学してみよ
うと思った。その見学先がレイでした。資料をもらった時に「若い方大募集」
と書いてあったのが印象的で行くことを決めた。行ってみて一番びっくりした
のが代表の方が重度障がい者の方だという事でした。自分が見てきた福祉の中
で初めてだったので、もっと知りたい!携わりたい!という気持ちがぐんぐん
湧いて一目で「ここで働きたい!ここにしよう」と思った。面接時に入浴介助
をさせていただいて"あぁ、もっと障がい者の方に技術を学ばせてもらいたい
な"と思った。面接結果がみごと合格ですごく嬉しかったです。(^o^)/
私はこれからレイの華代さんやその他の利用者、障がい者の方ともっと色々
と学んで触れ合って、その方が出来ないと言った所は手助けしていきたいなと
思います。色々と迷惑や教えていただく事が沢山あると思いますがどうぞよろ
しくお願いします。


編集後記(独り言)
 先日、今、老人の独り暮らしの孤独死をテーマにした番組があった。それを
見ていると、私の父親がやはり独り暮らしなので、少し不安である。実家で一
緒に暮らすのが良いと分かっている。しかし、私の介助を父に頼むのは体力的
に無理なのでヘルパーと3人で生活?することになる。父と息子の間に嫁(一
般的)ではなく、ヘルパーという全くの他人としっかり関係を保ち一緒に暮す
ことは困難な問題でもある。だがこれは、しっかりと考えなければならない。
                                すなみ

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